昨年の今頃、地元の中学生2名が「1日職場体験学習」に来てくれました。
「1日職場体験学習」受け入れは初めてで、こちらも緊張しました。「久留米絣とは」の説明から実体験へとスムーズにいく予定が、どうしても時間がかかってしまう説明と機織り体験で午前中は終了。
午後からは、木管の仕分け作業など、黙々と真面目に仕事をこなしてくれました。
彼らは、まず、事前打ち合わせの為の訪社のアポ取りの電話。体験前日の体験先での打ち合わせ。当日の体験そして反省会。それが終わったら学校に戻り体験報告を担当先生に報告。レポート書き。以上のすべての事を終え、「職場体験学習」が終了となります。
伝統工芸に興味があったので久留米絣を選んでくれた彼らの期待に応えることができたのかなと、学校へ帰っていく後姿を見送りながら思いました。
後日、お礼の温かいお手紙をいただきました。
久留米絣に興味をもったこと。そして、「挨拶をすると、皆さんが笑顔になってくれたのが嬉しかったです」と挨拶の大切さを知ったとの事でした。
最後に「自分たちの為に時間を作っていただいて感謝します、ありがとうございました。」と。
こちらこそ、ありがとうございました。
1日という短い時間の中、久留米絣とは?のその前に、仕事とは?を改めて考えさせられた日になりましたし、その両方を学生さんに伝えていくことは大切だと思いました。
今年は、コロナ禍という事で、職場体験学習自体が中止となりました。
来年、体験学習復活したら、お待ちしてます。