久保かすり織物の特色

久保かすり織物は、次の3つの特色があります。

・先代の久保敬昭の頃より「板絣」に特化。

・筑紫つむぎの唯一の織元。

・現代表が一級建築士の資格をもつ職人。

すっきりとシャープで洗練された柄。清々しさを感じる端正な佇まい。
厳選した糸と、綿密な柄合わせによって生まれる板絣。

久留米絣の中でも、経糸のみで柄を表す「板絣」にを中心に生産を行っています。
柔らかい印象の絵絣に比べ、板絣にはきちんとそろった経糸の持つ、整然とした魅力があります。
経糸のみで表現したものとは思えないような、緻密な柄も。
素材となる糸を厳選し、正確で精緻な柄合わせを行い、丹念に織り上げています。

久保かすり織物経糸の荒巻の工程で柄をきれいに合わせることが、完成度の高さに繋がります。
久保かすり織物経糸のみでも、バラエティー豊かな柄の表現が可能。

涼感があって、肌触りは心地良く、シワになりにくくて扱いやすい。
いいとこ取りの「筑紫つむぎ」を再び。

久留米絣とは織り方の異なる綿織物「筑紫つむぎ」。
着物として仕立てるのに最適なよう、シワになりづらいものを…と考えて編み出された生地です。
ごくごく小さなドットが並んだ織り模様で、その特徴は、何と言っても肌触りの気持ち良さ。シャリ感があって、とても涼やか。
一時は生産を中止していましたが、現在、その復活に向けて微調整を繰り返しているところです。

久保かすり織物特許を取得した、特別な織機で作られます。
久保かすり織物久留米絣とひと味違う、独特の風合いをもった筑紫つむぎ。

一級建築士の経歴を活かし、さらなる進化を。
これからの久保かすり織物と久留米絣の新たな展望。

大切にしているのは、職人であると同時に監理者でもあるという意識。
もの作りに徹するだけではなく、広い視野で全体を見通すように努めています。
三代目として家業を継ぐ前、10年間ゼネコンに勤め、一級建築士の資格も持っていることから、
多角的に考察して作業を進めるディレクターのような一面と、確かな技術力で、
久留米絣の展望を開く織元でありたいと思っています。

久保かすり織物作業工程を効率良くし、誰が見ても分かるようにと書いた設計図。
久保かすり織物整然と揃ったメダカの模様。端正な柄は、緻密で正確な手仕事から生まれます。

働き手さん募集|職人の手仕事が支える伝統工芸の世界へ。あなたも一緒に久留米絣をつくってみませんか?

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